医者にもメジャー科とマイナー科がある話

医者のメジャーとマイナー

医者の世界で、診療科をメジャー科とマイナー科に分ける分け方があります。

メジャー科は内科・外科・産婦人科・小児科

マイナー科は眼科、耳鼻科、皮膚科、精神科、形成外科、整形外科、泌尿器科、麻酔科、放射線科 などなど

産婦人科と小児科はちょっと特殊なのでメジャー科でもマイナー科でもなく、小児科・産婦人科で別個で扱われるイメージもあるように思います。

内科の中には循環器内科、呼吸器内科、消化器内科、血液内科、腎臓内科、内分泌内科、神経内科などなど色々あって、外科の中には一般外科(といっても消化器外科、外傷外科、乳腺外科など色々ある気がする)、脳外科、心臓血管外科、呼吸器外科とか色々あるのです。

ただなんとなくですけど、外科の中の脳外科とかもメジャー科?と言われるとちょっと違うイメージがしてしまうのはエイミーだけでしょうか?あとは救急科とかも、メジャー科なのかマイナー科なのか未だに私は分かりません。

このメジャー科とマイナー科って学生の頃から当たり前のように分けているので、なんでそんな分け方するの?って聞かれると、「えっ?」ってなるんですよね(^_^;

メジャー科とマイナー科の違い – 一般の人の感覚は少し違うみたい

まだ学生の頃ですけど、医療関係者じゃないうちの両親に何気なくメジャー科とマイナー科の話題をした時に、「えっ、眼科ってマイナー科なの?なんで?」って聞かれたんですよ!

「えっ、なんでって、眼科はマイナー科だよ!」

と思ったのですが、確かにこのメジャーとマイナーってどういう基準で分けてるのかって言うと説明出来ません。ただ医療関係者はなんとなくでこの分け方を理解しています。一般の方から見ると確かに眼科はコンタクトとか色々お世話になる機会が多いし、そういう意味で「メジャーな科」ですよね。むしろ「血液内科」とか「神経内科」とかよりも、眼科や耳鼻科、皮膚科の方がよっぽどお世話になる機会が多いですし、一般の方から見ればやっぱりこっちの方が「メジャーな科」です。

これを言い出したら一般の方から見れば外科や内科の中でもこんなに専門があるのもびっくりかもしれないですよね(;´Д`)

というわけで、この違いは何を基準に分けられているのかを考えてみました。

この分け方の違いを私なりに考察!

その1:大変な科と楽な科

こんなことを言うとマイナー科の先生には申し訳ないのですが、なんとなく医療者の中ではこんな感覚があります。まぁ働いている病院の状況にもよりますし、一概には言えませんが…。やっぱり内科や外科に入院する人は全身疾患を抱えている人が多いですし、特に外科は手術の前後で急変も多かったり、緊急手術があったりと大変です。対して眼科、耳鼻科、皮膚科など局所の手術は術前後での急変も少ないし、手術時間も短いし、緊急手術も少ないです。

ただ、内科だって循環器内科や消化器内科は緊急も多くてすごく忙しいイメージですが、内分泌内科は比較的ゆったりしているイメージです。ちなみに私は麻酔科医ですが、麻酔科医は「オンオフはっきりしてる」とよく言われるように、主治医にならないため当番で対応することが出来るので時間外の労働は少ないですけど、その代わり勤務時間は朝から夜まで手術室にいるので日中は内科医より忙しいと思ってます!笑

なので一概にこの分け方も違うなーと思うのです。

その2:入院患者数の多い科と少ない科

これも一理あるかなーと思いました。そもそも主治医にならない麻酔科や放射線科は別として、確かに内科・外科の入院患者が圧倒的に多いですもんね。眼科や耳鼻科など、目や耳が原因で入院するってことは少ないでしょうから外来が主ですもんね。

入院患者が少ない=仕事が減る

という等式はある程度成り立つので、そういう意味では上の大変な科と楽な科っていう分け方も分からなくはないのですが。

ただこの分け方だと、どう考えても整形外科はマイナー科じゃないですね。だって骨折患者とかめちゃくちゃ沢山いますもん。

その3:全身を見る科と局所しか見ない科

これもイメージで伝わると思うのですが、内科や外科は全身管理をする必要がある場合がほとんどですからね。でも、麻酔科も間違いなく全身管理する科です。放射線科もある意味では全身管理です。

なのでこういう分け方をされたわけじゃないと思うのです。

色々考えたけど、最後に私が一番しっくりきた考察結果

というわけで、最後にこれだ!と思ったもの!

その4:国試でいっぱい出題される科とされない科

これは間違いないです!

内科や外科の中でも出題量に偏りはありますけど、マイナー科の出題数に比べたら圧倒的です。国試の分類だからこそ、きっと医療関係者以外にはあまり馴染みのない分類なのです。

なので、きっとメジャー科とマイナー科は国試の出題量から産まれてる分類なんだ!と思って、一人納得したのでした。

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